2024年1月5日投稿
先日、千葉市のイオンシネマ幕張新都心で、『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』という映画を観てきました。
2019年に公開された第1作は観ておらず、原作の漫画も知りませんでした。
そこで、昨年11月にフジテレビで放送された第1作の映画を観てから今回観に行ったので、だいたいの映画の世界観がわかってよかったです。
大阪の都構想が頓挫したあと、そんな壮大な計画があったのか!今年発行される予定の新1万円札にそんな陰謀があったのか!と、なかなか面白い展開でした。とくに、出身有名人対決のシーンが、私的には一番面白かったです。
劇場では、天童よしみさんが登場したシーンが一番笑いが起きていました。
私としては、映画『カメラを止めるな!』でブレイクした竹原芳子さん(旧芸名:どんくり)が好きなので、もう少しフィーチャーされているとよかったな、と思いました。
全体的には、楽しい作品で面白かったのですが、関東人がわからないような、もっとローカルでどぎついディスりがあってもよかったと思いました。京都人の本音と建前とか、滋賀県のとび太くんや鮒寿司など、日本テレビの『秘密のケンミンSHOW極』で取り上げられるようなネタが多かったような気がします。
それに、京都や大阪の人にバカにされた時に出る「琵琶湖の水を止めるぞ」という滋賀県人のギャグは、東日本にしか住んだことがない私でも聞いたことがあるもので、あんまり目新しさがなかったかな、と思います。
やはり映画とはいえ、確信をつくようなディスりが過ぎてしまうと、シャレにならなくなるんでしょうかね〜。
入場口で「とびだしとび太」のステッカーをいただきました。映画では、滋賀県のために大活躍していました。
ここからは、映画の本質とちょっと外れた感想になります。
映画の前半で、大阪府知事に捕まった他県の人が強制労働させられて、大阪人の娯楽のために「県人ショー」として見世物にされる、という場面がありました。
たぶん、前述のテレビ番組『秘密のケンミンSHOW極』をもじったものだと思いますが、私はふと、明治時代に奇しくも大阪で起こった「人類館事件」を思い出してしまいました。
まさか、それを意識したものではないと思いますが、もし、それを踏まえたネタなら、結構ディープだな、と思いましたね〜。