2024年4月23日投稿
とかく「にわかファン」というのは、コアな愛好者からは嫌われる存在ですよね〜。
私は何事に対してもあまり熱狂するということがない性格のため、ほとんどの事柄において「にわかファン」になってしまいます。
今までそんなに利用したことがないのに、閉店、撤退、廃止、と聞くと、慌てて行ったりする「にわかファン」もいますよね〜。それ、私です。
東京の秋葉原駅近く、万世橋のたもとに、「肉の万世 秋葉原本店」という肉料理専門レストランがありました。
しかし、建物の老朽化や、コロナ禍の影響で、先月を以って閉店となりました(運営会社自体は存続し、現在も関東地方に30店舗近くのチェーン店を営業中です)。
「肉の万世 秋葉原本店」は地上10階、地下1階で、1991年に自社ビルとして完成しました。1階部分にコンビニがありましたが、それ以外は全て飲食店でした。
しかし、コロナ禍の影響で2021年にビルを日鉄興和不動産に売却、テナントとして引き続き入居していたものの、今回、ビルの全ての飲食店が閉店する、ということになりました。
1階には、昼は「万世麺店」というラーメン店、夜は「万世橋酒場」という居酒屋に変わるという業態の店舗があり、そこで提供されていた「排骨(パーコ)拉麺」は万世の店舗で唯一提供されていたもので、別店舗で復活も検討されているみたいですが、とりあえず3月で食べられなくなる、ということで、連日行列ができていました。
私は1度も食べたことがなかったのですが、今回も「にわか魂」を発揮し、先月某日、食べに行きました!
お店の前には、箸が上下する大きなラーメンの看板がありました。
券売機と食品サンプルです。
券売機で、「排骨拉麺」のボタンを押しました。
ジャーン、これが「排骨(パーコ)拉麺」です!煮卵もトッピングしました。どんぶりの周囲の模様が「万世」の文字になっていました。
麺はもちもち、スープは、なんというか今風な感じではなく、昔ながら、という感じでした。
肉厚の排骨です。
実は、2017年には、今回閉店した「肉の万世秋葉原本店」の2階のステーキレストランにも行っていました。その時の写真です。
ところで、肉の万世は、昭和24年(1949年)に、万世橋のたもとで精肉店としてスタートしました。「万世」の屋号は、万世橋から取られたものだったんです。
で、どうして、秋葉原近くの万世橋にお店を出したのかというと、なんと、もともと秋葉原で電気部品のお店を経営していた夫婦が転業して精肉店を始めたからなんだそうです。
また、お店のシンボルマークの牛は、世界的グラフィックデザイナーの福田繁雄の作、包装紙に描かれている牛の絵は、童画家の林義雄の作だそうです。
今まであまり利用してこなかったのに閉店と聞いて慌てて行ってみるシリーズ(?)は次回、次々回と続きます。
次回は、昨年11月に閉店した、千葉県鎌ヶ谷市にあった「東京チカラめし」の東日本の最後の店舗に行った様子を、次々回には同じく昨年11月に千葉県柏市にあった最後の1店舗が閉店した「ベッカーズ」に行った様子をブログにする予定です。
なぜ11月に行ったことを今頃ブログに書くのか…究極のものぐさ人間のため、先延ばしになっていたからなのです(#^.^#)